モデル検査のゲーム開発への適用~FINAL FANTASY XVの開発を例として~
講演形式
レギュラーセッション
講演時間
08月22日(水) 14:50 〜 15:50
資料公開
予定あり
受講スキル
プログラマー
ゲームロジックを開発するプランナー
得られる知見
Visual Scriptのモデル化における考慮点・起こりがちな課題とその解決方法の一例
モデル検査を用いたゲームロジック開発ワークフローの一例
セッションの内容
近年ゲームロジック開発や,それらのQAには大きな工数がかかるようになりました.こうした問題を解決する技術の1つとして形式手法・モデル検査があり,これらの技術を用いることでゲームロジックに一定のバグがないことを論理的に検証することができ,生産性を大きく向上させることができます.過去のCEDEC講演をはじめ,ゲーム開発に形式手法・モデル検査を導入する動きはあるものの,実際のゲーム開発に適用できた事例はほとんど聞きません.本セッションでは,FINAL FANTASY XVの開発で使用したLuminous EngineのVisual Scriptを,モデル検査環境の1つであるNuSMVを用いて検証し,いくつかの種類のバグを自動で検出できるようにした取り組みを紹介します.