レギュラーセッション
ゲームにおけるIPv6向けUPnPの活用可能性と実装検証
対象プラットフォーム:コンシューマ, PC, スマートフォン
講演形式
レギュラーセッション
講演時間
08月25日(木) 11:20
〜 12:20
講演ルーム
第6会場
受講スキル
・TCP/IP, UDP/IP, Socketプログラミング, NAT越えに関する基礎知識
・家庭用ルータ, モバイルルータ, モバイル通信回線に関する基礎知識
・IPv6・共存技術に関する基礎知識
得られる知見
・IPv6のゲーム通信におけるUPnPの意味、可能性
・家庭用ルータのIPv6向けUPnPの実装、及び、対応するクライアントの実装手法
セッションの内容
P2P通信やクラウドゲーミングのQoS制御において、ゲームクライアントは家庭用ルータに対してUPnPを用いた制御を行い、古くからユーザ経験を向上させてきた。
近年、ゲームユーザのプレイ環境としてのIPv6は広く普及した。だが一方で、UPnPのIPv6対応はゲーム業界・ルータベンダー共に進んではおらず、このことはゲーム通信のIPv6対応に対する足枷にもなっている。
この課題を解決すべく「株式会社コナミデジタルエンタテインメント」「NECプラットフォームズ株式会社」2社が中心となりIPv6向けUPnPの試験実装と検証を始めている。
このセッションでは、共同検証過程で得られた実装例・課題を共有し、近年実装されるルータのIPv6向けのUPnPにゲームがどう対応してゆけばよいのか、どういった効果が期待できるのかを解説することで、業界としてインターネット標準技術を使いこなしてゆくことを目指す。
※ JANOG49で行われたセッション「IPv6版ポート解放!? UPnPでWANIPv6FirewallControlを使ったゲームのP2P通信をしてみた!(https://www.janog.gr.jp/meeting/janog49/lt8/)」をさらに掘り下げ、ゲーム業界向けの実践的な内容を盛り込んだ講演になります。