レギュラーセッション
音声圧縮コーデックOpus解体新書
講演形式
レギュラーセッション
講演時間
08月23日(火) 13:30
〜 14:30
講演ルーム
第3会場
受講スキル
・音声圧縮技術に興味のあるサウンドプログラマ、サウンドデザイナ
・音声を用いたコミュニケーションに興味のあるすべての方
・サウンドデータの容量削減したい方
得られる知見
・音声圧縮のための信号処理の基礎知識
・人の声に特化した圧縮技術と音楽などの汎用的な音声の圧縮技術の違い
・音声通信などに発生する音声データが欠損した時の補完技術
・通信量を抑えるための信号処理技術(ボイスディテクションなど)
セッションの内容
・音声通信をはじめ、様々な分野で音声圧縮コーデックOpusが活用されています。
・歴史的な背景からOpusは、様々な分野に適応するように設計されました。
・しかしながら、多くの高度な圧縮手法が搭載され、難解なコーデックになっています。
・本セッションでは、このOpusの仕組みを紐解き、適切な使用方法を解説します。
・Opusは、通話のためのSILK圧縮と音楽のためのCELT圧縮が混在しています。
・SILKは、線形予測法を利用した圧縮コーデックです。
・CELTは、MDCTを使用した周波数領域での圧縮コーデックです。
・Opusを使いこなすためには、SILKとCELTの違いを正しく理解する必要があります。
・また、通信におけるパケットロスに対応した様々な機能が搭載されています。
・DTX、CNG、LBRRのような呪文のような高度な技術を解説します。
・特に音声通信には向いており、堅牢性の高いシステムの構築ができます。
・本セッションが、皆様のゲームの開発の一助になることを願っております。