チュートリアル
Position Based Dynamics Onramp: 物理シミュレーション関連の最新論文実装
対象プラットフォーム:コンシューマ, アーケード, PC, スマートフォン
講演形式
チュートリアル
講演時間
08月23日(火) 14:50
〜 15:50
講演ルーム
第6会場
受講スキル
C++ や OpenGL のプログラミング知識に加えベクトル、行列、微分、力学に関して高校程度の数学、物理の知識があることが望ましい。
得られる知見
物理シミュレーション実装に必要な知識と、最新 PBD手法を実装した C++ ソースコード、実装して得られた知見を共有します。
セッションの内容
近年発表された論文 Small Steps in Physics Simulation(2019)、Detailed Rigid Body Simulation with Extended Position Based Dynamics(2020), A Constraint-based Formulation of Stable Neo-Hookean Materials(2021)に関して、実装に必要となる技術や背景知識について解説する。ここで用いられる Position Based Dynamics (以下PBDと略す)と呼ばれる手法は、既に広くゲーム開発に応用されてきているが、近年の研究では、剛体や体積を保存する弾性体もエネルギー散逸が少なく精密に扱えるようになってきた。本セッションでは、初学者向け PBD 入門から始まり、近年の重要な研究を三本まとめて理解することで剛体、弾性体及びそれらの連成に関してより高品質なシミュレーションの実現を目指す。