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ゲーム開発者の就業とキャリア形成 2013
CESAゲーム開発技術ロードマップ

歴代講演者コメント

株式会社セガ 平魯 隆導 株式会社ウェブテクノロジ 上田 堂弘
株式会社 モノビット 本城 嘉太郎 株式会社マトリックス 髙﨑 奈美
株式会社バンダイナムコスタジオ 河野紀子

過去の講演者コメントはこちら

勝つべくして勝つための企画書作成テクニック ~百戦錬磨の企画マンになるために~

株式会社セガ 平魯 隆導

株式会社セガ 平魯 隆導

1.CEDEC講演に向けて、どのような意気込みで望んだか?

技術者間の情報共有は大いに価値がありますが、それと同じぐらい重要でありながらも放置されがちな「若手企画マンの人材育成」という問題があります。
ディレクター育成は業界全体の課題であり、そこになんとか一石を投じたいと思い、応募しました。
具体的にやりたかったことは2つ。
ひとつは「ヒヨッコ企画マン」が企画書という得体のしれないモノにいかに取り組むべきかを示すこと。
もう一つは、昨日までプレイヤーだった「ヒヨッコマネージャー」が若手企画マンの芽を摘むことなく、むしろどう能力を伸ばさせるかということに目を向けさせることです。

2.結果、講演後にどんな良い影響があったか?

得られたものは非常にたくさんありますが、自分の中で絶対化していた「自分自身のバリュー」を、相対化して見れるようになったのが一番大きいと思っています。
事前準備の段階で、ベストと思っていたがそうでなかったことを発見できたり、あるいは講演後に、他の講演者や聴講者とのつながりの中で自分自身の不完全さや、思ってもみなかった自分の強みを発見できたことが自分にとって一番の財産になったと考えています。
サウンドやデザイナーと違って、企画職の人間は自己と他者の力量差を認識する機会が少ないと思いますので特に価値があるのではないかと思います。

3.CEDEC2014の講演者公募を検討している方々へのメッセージ

「こんなこと、発表する価値ないよな…」と思いがちですが、そうだとしても、まずは応募してみてください。
価値があるか無いかは運営委員会の方々が判断することですから、わざわざ自分でブレーキを踏む必要は無いように思います。
ゲーム会社は数多ありますが、やっている業務内容や抱えている問題はそんなに変わらないハズ。
あなたの貴重な話を聞きたがっている人がどこかに確実にいると思います。
実は優秀な企画マンの方はたくさんおられるものの、シャイな方が多いようです。
このような方々に、もっとスポットライトが当たって欲しいと心底願っています。

工程の手戻りを最小限に 圧縮テクスチャ(PVRTC・DXTC・ETC)における傾向と対策

株式会社ウェブテクノロジ 上田 堂弘

株式会社ウェブテクノロジ 上田 堂弘

1.CEDEC講演に向けて、どのような意気込みで望んだか?

自分自身は講演が決まった時には、「採択されてしまった・・・どうしよう」という気持ちが若干あったのですが、準備を進めていくうちに、講演することが楽しみになっていきました。
また講演内容については、どうしても理論的な説明が多くなってしまう内容だったので、多くの人にできるだけわかりやすく伝わることを目標に工夫していました。

2.結果、講演後にどんな良い影響があったか?

講演を行うということ自体の経験を得られたことが大きな収穫になったと思います。発表の準備をすることで、自分や会社の持つ漠然とした知識が体系化され、財産として形に残りますし、多くの聴衆の前で発表するという経験は何物にも代えがたいものがあります。
また、講演後の反響やアンケート結果も好評なものが多く、今後の活動に向けての活力になっています。特に「説明がわかりやすかった」という声が多かったのでとても安心しました。

3.CEDEC2014の講演者公募を検討している方々へのメッセージ

自分もあまり偉そうなことを言える立場ではないのですが、まず「公募すること」を検討するのではなくて、「公募内容」を検討するのが大事なことだと思います。
CEDECへの講師公募は登録料がかかりませんから、変に公募自体を悩むよりも、公募すると決めて内容を悩む方が良い結果が出ると思います。
それから、一人で全部なんとかするのは大変なので、周りの人をうまく巻き込んでいくことも大事だと思います。自分自身も今回の講演では周りの方々にいっぱい助けていただきました。
最後に、それでもまだ迷いがある方にはこの言葉を贈ります。
「なぜベストを尽くさないのか!?」

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株式会社 モノビット 本城 嘉太郎

株式会社 モノビット 本城 嘉太郎

1.CEDEC講演に向けて、どのような意気込みで望んだか?

聴講者の皆様に「この講演を聞いて良かった!」と思って頂けるように、聴講者にとってためになる講演とは何だろうと真剣に考え、ここでしか聞けない講演になるように心がけました。
あとは、マジメな話だけだと退屈と感じさせてしまうかもしれないので、なるべくユーモアを交えるようにしました。

2.結果、講演後にどんな良い影響があったか?

取引先様や、開発者の仲間から「あの講演聞きました!」と言って頂く事が多くなりました。
講演内容が記事になると、自社の名前を知って頂く機会となり、求人にも良い影響があったと思います。
また、CEDEC初日の講師だけのパーティーで、業界の大先輩方とお話が出来るのも魅力です。

3.CEDEC2014の講演者公募を検討している方々へのメッセージ

日進月歩で進化するゲーム業界で働くと言うことは、日々貴重なノウハウが貯まり続けていることだと思っています。
ぜひこの機会に、あなたの貴重なノウハウを資料にまとめ、発表できる舞台にチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
今年もゲーム業界の皆様の貴重な体験談が聞けるのを楽しみにしています。

変化するゲーム開発現場と女性クリエイターの実状

株式会社マトリックス 髙﨑 奈美

株式会社マトリックス 髙﨑 奈美

1.CEDEC講演に向けて、どのような意気込みで望んだか?

ゲーム業界女性開発者に対してずっと応援する気持ちで居りましたが、私の周囲だけでなく、CEDECの様な公の場所で何かアクションを起こす事で誰かの勇気になるのではないかと思い、公募に至りました。

また、テーマ的にデリケートな内容ですので、考えている事がストレートに届くか等の懸念はありましたが、今まで問題と感じていても関わらず誰もが触れてこなかったであるなら尚更、私がテーマについて壇上にあげる事で「考えてもらえる切欠」になるのではないか?とチャレンジするような気持ちも含め、登壇致しました。

2.結果、講演後にどんな良い影響があったか?

講演後、沢山の方にお声かけいただきました。
「ゲーム業界で続けていけるのかと一人で悩んでいたが、聞いて安心できた」
「女性の先輩が少ないが、他の会社では居ると気づけて嬉しかった」
と女性開発者に声をかけて頂けただけではなく、
「若い女性が多く入社したので、考えようと思う」
「続けてもらいたいと考えていたので、気持ちを知る事ができた」
と男性開発者、人事関係、経営者の方に声をかけて頂けました。

更には、登壇後行ったイベントやCEDECの事後アンケート、メールでもそのようなご連絡をいただき、まずは「考える切欠」を作れたのかと思い、嬉しく感じました。
すぐに結果が出るような物ではありませんが、これからも継続的に変化が訪れる事を望みます。

3.CEDEC2014の講演者公募を検討している方々へのメッセージ

公募に向けて、色々悩む事はあると思います。
「こんな内容で出して良いのだろうか?」
「当日までどんな流れで進むのか?」
と不安に思うかもしれませんが、採択されてから、内容や当日までのスケジュールに関して、不安な事は事務局の方に相談ができます。

私も、技術的な話以外で公募して良いのか悩みましたが実際私が開発に携わっている中、CEDECで企業間を問わず人の頑張っている姿を見て何度も勇気づけられた覚えがあります。
そのように、何が誰かの背中を押す切欠になるか解りません。

特に女性開発者の公募はまだまだ少ないかと思いますので、是非思い切って一歩踏み出して下さい!
応援しています。

専門職必見!これからクリエイターに必要な力とは  ~バンナムで8年間行われたリーダー育成研修~
※2012年に講演頂いた下記セッションに関連し、特にVA 職で公募を検討されている方向けにコメントを頂きました。
ユーザーに中二キャラクターとしての認知に成功したアニメーション・メソッド ~ゴッドイーターから贈るフィジカル中二論~

株式会社バンダイナムコスタジオ 河野紀子

株式会社バンダイナムコスタジオ 河野紀子

1.CEDEC講演に向けて、どのような意気込みで望んだか?

キャラクターに命を吹き込むアニメーターとして「GOD EATER」の制作に携わった時、中二キャラクターをなんとなくかっこいいものという曖昧な印象でアニメートしていいのか?中二キャラクターってなんだ!?という興味で分析を始めました。
その分析と自分が持つアニメーション・メソッドによって導き出した結論をレポートにまとめ、社内で公開した時、「なるほど!」「これはCEDECが楽しみ!」といったコメントを貰いました。その時初めて"これはCEDECで発表できることなんだ"と気がつきました。
そしてこの内容を見た多くの人が、もっと狙い通りのキャラクターを作れるようになれたら良いな、その為なら「中二」という一見ふざけているとも取られかねないテーマで、"堂々とCEDECに応募してやろう!"と思いました。
審査に合格し、Webサイトでセッションが公開された後も、『このセッションはハズレなんじゃないか?』と思われているかもしれないと思いつつ、"実際は骨太の知見が凝縮されているんだぜ!"と自分を信じて、見に来てくれた人たちに絶対に良いものを持ち帰ってもらおうと思って準備をしました。

2.結果、講演後にどんな良い影響があったか?

講演後の交流会や、その後の業界飲み会などで初めてお会いする方から「とても勉強になりました」「仕事でポーズ付けをする時に参考にしました」など、実際にお役に立てたと思える手ごたえがありました。
また何度か大学で講義をさせていただき、将来のゲーム業界を担う学生の方たちにも、キャラクター作りの考え方や、知見をお伝えすることができたと思います。

3.CEDEC2014の講演者公募を検討している方々へのメッセージ

貴方が持っている知識、技術、体験などは、実は貴方が思っている以上にこのゲーム業界にとって有意義な事かもしれません。
一見バカバカしいと思うような事でも、誰かから「面白い!」と言われたことがあるなら、それはきっと価値のある事です。
迷っているなら、応募してみませんか?

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