ゲームを使用した社会復帰について
なし
医療現場においてゲームがどのように利用され、効果を得ているか
ゲームの幅広い活用例
ゲームを使用した社会復帰について
なし
医療現場においてゲームがどのように利用され、効果を得ているか
ゲームの幅広い活用例
近年、メンタルヘルス不調による休職者の増加傾向にある。メンタル不調者は身体疾患患者に比べ再休職に至る割合が高く、プレゼンティーイズムの問題も指摘されている。それらの問題に対応するためには休職前の状態に復するだけでは不十分であり、業務遂行能力の回復・向上への支援が求められている。それらの支援を行うのが当院でも実施している職場復帰支援プログラム(以下リワーク:return to work)であり、その重要性が注目されている。
業務遂行能力の向上という観点では、全てのビジネスパーソンに共通して求められる課題である。経済産業省は個人の企業・組織・社会との中で関わりの中で活躍し続けるために求められる能力として「社会人基礎力」を提唱している。それによれば、「人生100年時代」を生き抜くためには「目的を持ち、何を、どのように学ぶか主体性とモチベーションを向上させ、自らキャリアを切り拓いていくことが求められる」としている。つまり、全てのビジネスパーソンには主体的に学び・働き・成長し続けることが求められている。
主体的な学びと成長を促す取り組みとして、娯楽であったはずのゲームを社会的な活動として応用するゲーミフィケーションが教育場面では導入されている。医療機関である当院ではゲーミフィケーションを用いたリワークを実施し効果を得ている。そのプログラム内容と効果研究の結果について説明する。