卓球ロボット「フォルフェウス」におけるゲームAI技術の応用
人工知能のゲーム、ロボット、実空間における応用に興味のある方
ロボットにおけるセンシング、コントロール、人工知能技術
メタAIの設計のノウハウと現実空間における応用手法
データからのユーザー解析技術
複数の会社のコラボレーションにおけるマネージメント
卓球ロボット「フォルフェウス」におけるゲームAI技術の応用
人工知能のゲーム、ロボット、実空間における応用に興味のある方
ロボットにおけるセンシング、コントロール、人工知能技術
メタAIの設計のノウハウと現実空間における応用手法
データからのユーザー解析技術
複数の会社のコラボレーションにおけるマネージメント
本セッションは卓球ロボット「フォルフェウス」(オムロン社)の人工知能の説明と、このプロジェクトに2019年度に協力した2社の発表からなります。最後にパネルディスカッションを行います。以下、それぞれのパートの概要を示します。
(オムロン)
オムロンはコア技術「Sensing & Control + Think」を用いることで、卓球ロボット「フォルフェウス」を6年間開発してきた。オムロンはこの卓球ロボットを世界中に披露することで、オムロンユニークな人と機械の関係性「融和」を訴求しています。2019年度はオムロンの持つ「人の能力や感情をセンシングする技術」にスクウェア・エニックスの「メタAI」を組み合わせることで、プレイヤーのモチベーションを向上させ、成長を促す機能を実装しました。卓球のボールだけでなく、プレイヤーの動きと生体情報もリアルタイムで計測し、それらの情報から能力と感情を推定しています。プレイヤーの感情を揺さぶるような返球を行い、チャレンジ度合いを調整することで、プレイヤーをゾーン/フロー状態に導くことを目指しています。
(FabCafe)
本プロジェクトの研究開発のアプローチから見えてきた、「人とロボットと知能の行方」を見据える上で必要な観点を提示します。「(内面が)人と共にあるロボット」という点については、まだまだわからないことが多いのが現状です。3社で進めたプロジェクトの特異性はどのような部分にあったのかをお話ししたいと思います。
(スクウェア・エニックス)
卓球は実行条件とプレイヤーの行動が同じであっても、その結果の良し悪しが相手の対応に依存するため、これまでとは違う手法を検討する必要がありました。誤差への対応としては、その誤差を修正するフローを含めたメタAIを設計をしました。今後の現実環境へのメタAI応用にはこの設計が有効になると考えています。