最新の自社技術を独自開催のカンファレンスで発信し、業界の技術発展に貢献
「CAPCOM オープンカンファレンス RE:2019」運営チームおよび「RE ENGINE」開発チーム
最新の自社技術を独自開催のカンファレンスで発信し、業界の技術発展に貢献
「CAPCOM オープンカンファレンス RE:2019」運営チームおよび「RE ENGINE」開発チーム
(株式会社カプコン)
最新の自社技術を独自開催のカンファレンスで発信し、業界の技術発展に貢献
「CAPCOM オープンカンファレンス RE:2019」運営チームおよび「RE ENGINE」開発チーム
(株式会社カプコン)
©CAPCOM CO., LTD. 2019, 2020 ALL RIGHTS RESERVED.
受賞者からのコメント
最優秀賞という望外の評価をいただき、大変光栄です。カンファレンスの運営スタッフや登壇者、そしてRE ENGINE開発スタッフとも、この結果を非常に喜んでおります。
支持していただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
大規模カンファレンスの開催が難しい情勢下において、今後どういった活動ができるのか、残念ながらまだお話できる段階にはありません。しかし今回の受賞は、それを実現するのに力強い後押しになると確信しております。
今後の弊社の取り組みにご期待ください!
プレゼンターからのコメント
CEDEC運営委員会 セッションワーキンググループ
エンジニアリング担当 金井 大プロデューサー
今回の受賞ですが、「独自開催のカンファレンスでの最新技術の発信を通じ、業界の技術発展に貢献いただいた点」が高く評価されており、REエンジンだけにフォーカスされていないのが大きな特徴ではないかと感じております。
ただ2019年と本年はかなり状況が異なっており、従来型のカンファレンスを開催するのが難しくなりつつあります。ひょっとすると、従来の形でのCAPCOMオープンカンファレンスの継続開催は難しいのかも知れません。
ですが、ぜひ今後もなんらかの形でCAPCOM オープンカンファレンスを開催いただき、高い技術力の発信を継続いただければと考えております。
CAPCOMさんであれば、きっとできる!と期待しております。
ノミネート理由
内製ゲームエンジンの詳細から製品での活用までを扱う自社独自のカンファレンスを開催し多くの技術者の関心を集めた。その様子は現在も公開されている動画で確認することができる。
内製ゲームエンジンを開発する高い技術力を持つだけではなく、それを発信し業界の技術発展に貢献したことを評価。
「生活」をもデザインする新体験
「リングフィット アドベンチャー 」開発チーム
「生活」をもデザインする新体験
「リングフィット アドベンチャー」開発チーム
(任天堂株式会社)
「生活」をもデザインする新体験
「リングフィット アドベンチャー」開発チーム
(任天堂株式会社)
©2019 Nintendo
受賞者からのコメント
この度はゲームデザイン部門最優秀賞をいただきまして、真にありがとうございます。『リングフィット アドベンチャー』のゲームデザインの課題はフィットネスとゲームをいかに両立させるか、という点にありました。この答えは簡単には見つからず、地道な試作と検証を繰り返してようやく形にすることができました。
このように苦労した部分を評価していただけて、チームメンバー一同大変光栄に思っております。
この賞を励みに、また新しいチャレンジに取り組んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました。
プレゼンターからのコメント
CEDEC運営委員会 セッションワーキンググループ
ゲームデザイン担当 山口 誠プロデューサー
新しいリング型のコントローラーを初めて見たおよそすべてのユーザーがその形に驚き、また同時にどのような体験が得られるのか、期待したことと思います。
その期待通り、リング型コントローラーは、ユーザーの「運動」をゲームとして、遊びとして、昇華しただけでなく、一般的なゲームのアプローチとは真逆な、「ゲーム側からユーザーの行動様式やフィジカルそのものに働きかける」というゲームデザインの新しい形の提案と結果を突きつけるものでありました。 「健康」とゲームを明確に結び付けた功績は、ゲーム史の中でも大きな意味のあるタイトルであると思います。
本当におめでとうございました。
ノミネート理由
直感からは連想できないリング型デバイスを企画・開発、さらには検証を重ねて、ゲームデザインにまで昇華した。余暇や趣味といった通常のゲームプレイの枠を超え、プレイヤーの実生活を変化させるような体験は、その特化したハードを含めて唯一無二。健康を意識したゲームデザインの最新として、示した方向はとてつもなく大きい。
シリーズ最新作と感じさせる、リメイク作品における音楽と効果音演出への取り組み
「FINAL FANTASY VII REMAKE」サウンド開発チーム
シリーズ最新作と感じさせる、リメイク作品における音楽と効果音演出への取り組み
「FINAL FANTASY VII REMAKE」サウンド開発チーム
(株式会社スクウェア・エニックス)
シリーズ最新作と感じさせる、リメイク作品における音楽と効果音演出への取り組み
「FINAL FANTASY VII REMAKE」サウンド開発チーム
(株式会社スクウェア・エニックス)
©1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI
受賞者からのコメント
この度は、このような素晴らしい賞を頂戴し、誠にありがとうございます。長年サウンド部の培ってきた技術を評価していただけたことはもちろんですが、
FINAL FANTASY VII REMAKEという大切な作品でサウンドチームのみならず、
開発チームと一丸となって取り組んだ結果、こういった評価をいただけたことを非常に嬉しく思います。
インタラクティブサウンドは、主張するものではなく自然にゲーム体験をその裏側から盛り立てるものです。
気づかれない事もその美徳だったりしますが、 今回はこういった説明のご機会を賜り、その裏側を知っていただき、さらに評価いただけたことは、 開発者として非常にうれしく次への励みになりました。
最後に、FINAL FANTASY VIIオリジナルスタッフ、FINAL FANTASY VII REMAKE開発チーム、サウンドチーム、 そして、すべてのユーザーの皆様へ、この場を借りて、心からの感謝を申し上げます。
プレゼンターからのコメント
CEDEC運営委員会 セッションワーキンググループ
サウンド担当 塚越 晋プロデューサー
ノミネート理由
プレイヤーの行動に連動しながらシームレス/リニアに切り替わり、多彩なアレンジと共に飽きさせず自然に体感させる磨き上げられた音楽演出。自社開発システムMASTSを活かした物理的で没入感のあるプロシージャル再生システムへの取り組みや、空間とダイナミクスを最大限に活かした効果音演出を評価。
圧倒的に大量なアセットを生産した開発能力
「あつまれ どうぶつの森」開発チーム
圧倒的に大量なアセットを生産した開発能力
「あつまれ どうぶつの森」開発チーム
(任天堂株式会社)
圧倒的に大量なアセットを生産した開発能力
「あつまれ どうぶつの森」開発チーム
(任天堂株式会社)
©2020 Nintendo
受賞者からのコメント
この度はビジュアルアーツ部門最優秀賞をいただきまして、開発チーム一同、大変光栄です。プレイヤーのみなさんの多種多様な好みを『あつまれ どうぶつの森』での暮らしに反映していただけるよう、こだわりと愛情をこめて制作したキャラクター達やアイテムを評価いただけて嬉しく思っています。
世界中のお客様に笑顔になっていただける商品をお届けできるよう、これからもゲーム制作に励んでまいります。
本当にどうもありがとうございました。
プレゼンターからのコメント
CEDEC運営委員会 セッションワーキンググループ
ビジュアルアーツ担当 櫻井 慶子プロデューサー
本部門はゲーム分野に限らず、秀でた描写技術や芸術性、それを可能とするツールが選考対象となっております。
そんな中、「あつまれ どうぶつの森」開発チームによるかわいらしくユニークなキャラクターデザイン、綿密に調査され作りこまれた膨大な量のアセット、そしてカスタマイズの自由度が今回の受賞理由だと思います。
この作品が世界中でコミュニケーションや自己表現のツールとして活躍されていたのは、ビジュアルの完成度による部分が大きかったのではないでしょうか。
最後に今年は、ゲームの社会における役割の多様性が進化した年だと感じております。
それらを支え、より多くの人に感動を与えるため、ゲーム業界一丸となって研鑽して行ければと願っております。
ノミネート理由
豊富で多彩なデザインと高い再現度を維持したアセット群により、プレイヤーによって千差万別の世界を作り出す事ができる。
ポップな世界観でありながらも、物理や生態系、建築技術などリアリティを意識した作りこみがされている点を評価。
受賞理由
小島氏が監督を務め、ステルスゲームというジャンルを確立した「METAL GEAR」シリーズは、その革新的なゲームデザインのみならず、常に時代の最先端の技術を取り入れ、映画的な表現手法や物語性によりファンを魅了してきた。最新作「DEATH STRANDING」では氏の作風を生かしながら全く新しいコンセプトが話題となり、世界中のゲーム賞を受賞するなど高い評価を受け、常に業界をリードするタイトルを手掛けることで、ユーザーや開発者に刺激を与え続けている。
プロフィール
1963年生まれ。
1987年に初監督作品「メタルギア」でデビュー。2001年に米『Newsweek』誌の「未来を切り拓く10人」に選定。2015年12月に独立しコジマプロダクション設立。ビデオゲーム業界のアカデミー賞と言われる「D.I.C.E. Summit 2016」でHall of Fame、全世界のゲームメディアが選ぶゲームアワード「The Game Award 2016」でIndustry Icon Award受賞
2020年2月には英国映画テレビ芸術アカデミー(British Academy of Film and Television Arts。通称BAFTA)でフェローシップ賞を受賞。
CEDEC AWARDS 2020の著述賞は、2021年に向け選出基準を見直すことといたしました。これにより2020年の著述賞は選出見送りとさせていただきます。
CEDEC AWARDS 2021の新しい著述賞に是非ご期待ください。
著述賞の選出基準見直しについて
CEDEC運営委員会
CEDEC AWARDS著述賞は、「ゲーム開発の発展に貢献した著者、出版社」を表彰する賞として、これまで選出してまいりました。本賞の根底には、開発者が自ら記した著書から学び、日々の業務や業界発展につながってほしいというCEDEC運営委員会の想いがあります。
ご自身の経験や技術を自ら記す事により、ご自身のノウハウや知見を振り返り整理するとともに、自身の持つ知識を著書というかたちで、必要としている人に届けて欲しい。そうした想いをより一層強く抱くに至りました。
CEDEC AWARDS著述賞が、開発者の皆様にとって執筆の後押しとなるよう、本年を機に選出基準を見直すことといたしました。
詳細は現時点で未定ですが、少しでも筆を執っていただける開発者が増えることを願っております。