ゲームデザイン
すべては快適な体験のために:Oculusによる実践的VR開発技法
- 日時
- 8月26日(水) 17:50~18:50
- 形式
- レギュラーセッション
- プラットフォーム
受講スキル | 既にVRゲーム・コンテンツ開発を行われている方はもちろん、これから開発をはじめたい方、興味をお持ちの方など |
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受講者が得られるであろう知見 | * これまでに蓄積されてきた快適なVR体験を作り出すための範例、および陥りがちな罠の回避方法 |
セッションの内容
VRはゲームに今までにない可能性をもたらし、社会のあらゆる場面を大きく変えるポテンシャルを持つ技術です。そのコンテンツの開発においては、「シミュレータ酔いを誘発しない、快適な体験を作る」事が何よりも重要です。
VRを用いたゲームの開発は従来のゲームの常識が通じないことも多く、既存のゲームデザインをVRに持ち込むとシミュレータ酔いを誘発してしまうなど、新たな問題も生じてきます。しかしOculus Rift DK1の登場から2年半が経過し、コンテンツ開発の先駆者たちの試行錯誤により、快適なVRコンテンツを開発するためのテクニックや範例、また陥りがちな罠等も少しずつ見えてきました。また、ハードウェアやSDKも絶えず進化を続けています。
本セッションでは「快適な体験」にフォーカスし、そういったVRコンテンツデザインの指針を紹介するとともに、OculusのVR技術・SDK・プラットフォームのこれまでとこれからを解説いたします。
講師プロフィール
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井口 健治
Oculus VR
Partner Engineering Specialist
大学時代に研究室でAR技術を用いたエンターテイメントコンテンツを研究、卒業後はグリーにてモバイルゲーム「踊り子クリノッペ」「ハコニワ」の開発運用等を手がける。2012年夏にKickstarterにてOculus Riftの出資募集を発見して即刻飛び付き、VRコンテンツを各種開発。2014年に訪れたGDCやUnite Japan等にてOculusメンバーと邂逅し意気投合、Oculus日本チームの一員となる。現在はVRゲーム開発の支援やOculus Platformの普及に努めている。
《講師からのメッセージ》
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近藤 "GOROman" 義仁
Oculus VR
7歳からパソコンに触れ、プログラミングの楽しさに目覚める。
プログラマとしてPS1/PS2/Xboxのタイトル制作に関わり、レンダリングエンジン・モーションエンジンなどを開発。
2012年8月にクラウドファンディング Kickstarter で Oculus Rift DK1に出会いBackerとなる。
2013年4月DK1で日本初のDK1コンテンツを発表。残りの人生をVRに賭ける決意をする。
Oculus Japan Teamの立ち上げに関わる。
開発歴
・スーパーギャルデリックアワー(PS2)
・Anime Expo 2014 ソード・アート・オンラインVRデモ
登壇歴
・DC EXPO
・TOKYO GAME SHOW 2013 / 2014
・UNITE JAPAN 2014
・アドテック東京 2014
・デブサミ 2014
・CEDEC 2014
・黒川塾(21)
(他、多数)《講師からのメッセージ》