エンジニアリング
FINAL FANTASY XV -EPISODE DUSCAE- におけるキャラクターAIの意思決定システム
- 日時
- 8月26日(水) 16:30~17:30
- 形式
- レギュラーセッション
- プラットフォーム
- コンシューマ
- PC
受講スキル | - キャラクターの意思決定技術を向上させたいと思うエンジニア |
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受講者が得られるであろう知見 | Final Fantasy XV-EPISODE DUSCAE-で使われた、オリジナルの意思決定システムの仕組み。 |
セッションの内容
Final Fantasy XV-EPISODE DUSCAE- は、最新の開発技術が盛り込まれたゲームエンジン Luminous Studio を使用して、全分野における高品質な体験の実現を目指して製作されています。
キャラクターAIでも同様に、キャラクターやモンスターの意思決定を作るための新しいAI技術を開発・導入し、昔からゲーム業界でよく使われていたステートマシンの仕組みと、近年、盛んに使われつつある柔軟性の高いビヘイビアツリーの2つを組み合わせたハイブリッドな方法で、AIロジックを組み立てる方法を採用しています。
本セッションでは、このハイブリッド技術を組み込んだグラフベースのGUIツール「AIグラフエディタ」を通して、大規模RPGゲームのキャラクターAIの作成方法をご紹介いたします。
講師プロフィール
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白神 陽嗣
株式会社スクウェア・エニックス
第2ビジネスディビジョン
プログラマー
交通系システムエンジニアを経て、2005年スクウェア・エニックス入社。
聖剣伝説 FRIENDS of MANA(Mobile)、キングダムハーツ コーデッド(Mobile)、FINAL FANTASY零式(PSP)の開発に携わる。
現在は、FINAL FANTASY XVチームにおいて、今回ご紹介する「AIGraphEditor」の組み込みや、AIで駆動するキャラクターたちの開発に従事している。《講師からのメッセージ》
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三宅 陽一郎
株式会社スクウェア・エニックス
テクノロジー推進部
リードAIリサーチャー
京都大学で数学を専攻、大阪大学(物理学修士)、東京大学工学系研究科博士課程(単位取得満期退学)。デジタルゲームにおける人工知能の開発・研究に従事。IGDA日本ゲームAI専門部会設立(世話人)、DiGRA JAPAN 理事、人工知能学会会員。共著『デジタルゲームの教科書』『デジタルゲームの技術』 翻訳監修『ゲームプログラマのためのC++』『C++のためのAPIデザイン』(SBCr)『はじめてのゲームAI』(WEB+DB PRESS Vol.68、技術評論社)。ゲームAIラウンドテーブル・オン・ツイッターを主催。最新の論文は『デジタルゲームにおける人工知能技術の応用の現在』(人工知能学会誌 Vol.30, Webで公開)。論文、講演資料はブログを通じて公開している。「y_miyakeのゲームAI千夜一夜」http://blogAI.igda.jp
《講師からのメッセージ》
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並木 幸介
株式会社スクウェア・エニックス
第2ビジネスディビジョン
AIプログラマー
2008年より株式会社フロム・ソフトウェアにてAIプログラマとして「重鉄騎」「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村」を開発。2012年、株式会社スクウェア・エニックスに入社。AIプログラマとしてLuminous Studioの開発に携わる。
現在はFINAL FANTASY XVチームにてエネミーキャラクターの開発を担当。《講師からのメッセージ》