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CEDECセッション分野定義

>> エンジニアリング
>> ビジュアルアーツ
>> サウンド
>> オンライン・ネットワーク

>> ゲームデザイン
>> ビジネス&プロデュース
>> アカデミック・基盤技術

※オレンジ色のテキストで記載されている項目は、CEDEC2013で特に注目しているトピックです。

ENG(エンジニアリング)

エンジニアリング分野は、ゲーム開発の現場で応用可能なプログラミングに関する技術や、開発環境・ワークフロー等に関連する運用方法や事例等を取り扱う分野となります。

※本分野は、昨年のプログラミング分野(PG)の内容に加えて、開発環境・プロジェクトマネージメント分野に関する内容も併せて扱う分野となります。

<CEDEC2013 エンジニアリング分野で求めているトピック>

  • コンシューマ、スマートフォン、WEB等プラットフォーム関連
  • プログラミング言語(C/C++,Java,JavaScript,Python等、ローレベル言語からハイレベル言語含む)
  • アーキテクチャ設計
  • コーディング規約
  • マルチコア、マルチスレッド制御
  • 最適化、高速化
  • メモリ管理
  • リソース、アセットマネージメント関連
  • テスト駆動開発
  • 自動化、継続的インテクグレーション
  • プロシージャル、自動生成
  • ユーザーインターフェイス制御技術
  • AI
  • キャラクター制御技術
  • 描画技術
  • 2D制御技術、3D制御技術
  • 入力デバイス等のペリフェラルの利用、制御技術
  • 物理シミュレーション
  • サーバーサイドプログラミング
  • クラウド関連
  • データベース運用
  • インハウスツール、市販ツール
  • オープンソース関連
  • コンパイラ、ツールチェーン、IDE関連
  • 他職種(デザイナー等)との連携環境
  • 工数管理、スケジュール管理関連
  • モチベーション管理と生産性向上のためのチーム施策

VA(ビジュアルアーツ)

ビジュアルアーツ分野は、ゲームアート及びアニメーションの制作技術や制作手法に関連する事例等を取り扱う分野となります。

<CEDEC2013 ビジュアルアーツ分野で求めているトピック>

●レンダリング表現

  • アーティストによるシェーディングコントロール
  • アーティストによるライティングコントロール
  • 最新ライティング技術の事例
  • トゥーン・シェーディング
  • イメージのスタイライズ

●モデル

  • スカルプティングモデリング
  • リソースのプロシージャル生成

●アニメーション

  • プロシージャルアニメーション
  • AIとの連携
  • フェイシャル
  • 特殊なアニメーション表現事例
  • RIG関連
  • カメラコントロール

●エフェクト

  • 流体シミュレーション
  • ダイナミクス、物理シミュレーション
  • アーティスティックなパーティクルコントロール
  • 最新エフェクト事例

●モーションキャプチャ

  • パフォーマンスキャプチャ
  • Kinect等、様々なモーションキャプチャシステム
  • リアルタイム・キャラクターパフォーマンス
  • ゲームエンジンとの連携

●GUI

  • マルチプラットフォームへの対応
  • 立体視への対応
  • デザインテクニック事例

●ビジュアルワーク

  • コンセプトアート
  • デザインワーク
  • キャラクターデザイン
  • プリビズ

●開発環境

  • 開発実機とツールの連携
  • DCCツールの活用
  • アセット管理、オーサリング関連
  • ミドルウェア・ゲームエンジン・インハウスツールとの連携
  • モバイル等プラットフォームへの最適化

●画像補正

●立体視

●AR

●UGC関連

  • 新しいコンピュータ・ビジュアル表現

SND (サウンド)

サウンド分野は、インタラクティブな音響演出、楽曲や効果音制作、音声収録と編集、アセット管理や実装までのワークフロー、ローカライズなど、ゲームサウンド全般の制作技術や事例を取り扱う分野となります。

<CEDEC2013 サウンド分野で求めているトピック>

  • モバイルや携帯ゲーム機向けオーディオのノウハウ
  • 信号処理技術の活用や応用例
  • 音響効果・開発ツール・オーサリング環境の新概念提案や挑戦事例
  • 大量の音声データに対する生産性向上の工夫
  • プロシージャル生成への取り組み
  • 音楽著作権・契約業務および関連法規に関する知識
  • プロジェクト管理手法(人員調整・コスト・納期)
  • 物理シミュレーションに対する効果音表現手法
  • 自動発音などアニメ連動の工夫
  • ラウドネスへの取り組みやインタラクティブミキシングの工夫
  • サウンドデバッグのための工夫やログの活用事例
  • 開発中のアセット管理やバックアップ・アーカイブのノウハウ
  • ローカライズ関連の注意事項(文化考慮・地域タブーなど)や工夫
  • 効果音(制作手法、インタラクティブ表現、フォーリー等)のノウハウ
  • コンポーザーによるゲーム楽曲制作やレコーディングのノウハウ
  • ソフトウェア音源の活用テクニックや制作環境構築の事例
  • 心理効果を利用したサウンド演出アイデアや事例
  • 音声レコーディング(準備、台本、指示、心得など)のノウハウ
  • サウンドディレクション・プロデュースのノウハウ
  • 開発支援ツールの作成や、市販ツール組み合わせの活用事例
  • 他職種との連携における工夫
  • 音声入力・ボイスチャットの活用事例・ノウハウ

NW(オンライン・ネットワーク)

オンライン・ネットワーク分野は、ゲームネットワーク技術、データベース技術、システム設計、構築、運用技術や運営体制、サービス、不正・セキュリティ対策、最新のオンラインゲーム動向など、オンラインゲームの開発、運営に必要とされる技術や事例を取り扱う分野となります。

<CEDEC2013 ネットワーク分野で求めているトピック>

  • プレイログ(ビッグデータ)の効率的なデータマイニングの事例(手法、BIツール)
  • HTML5 の実用・実装事例
  • コンテンツ運営チームのチーム編成
  • サービス運営の裏側
  • オープンソースコミュニティとの付き合い方
  • サーバのスケーリング事例紹介
  • ネットワークゲームの不正行為の対策
  • モバイルデバイスのネットワーク対応(3G,LTE,Wi-Fi等)
  • 障害対策の日頃の備え
  • サーバーサイドJavaScriptの事例紹介
  • ネットワーク遅延の克服
  • IPv6 の実用・実装事例
  • 次世代Web技術の事例(SPDY,WebSocket等)
  • オンライン技術者・ネットワーク技術者の教育について
  • 負荷試験などのネットワークテスト技術
  • アドホック通信のゲームへの応用(無線LAN,bluetooth,NFC等)
  • プライベートクラウドによる仮想化技術
  • ストリーミングとクラウドゲ―ミング
  • データベースボトルネック調査とチューニング
  • オンラインゲームにおける分散処理技術の応用
  • P2P 通信の設計・実装
  • 多種多様なモバイルデバイス上でのデバッグ方法について
  • 各国のインフラ事業・ネットワークゲーム事情
  • 新しいデータベース技術と、その応用事例(NewSQL)
  • ソーシャルグラフの取り込み方

GD(ゲームデザイン)

ゲームデザイン分野は、「面白さ」に代表されるユーザーの心を動かすゲームを創るために、どのようなことを意識し、実行し、検討すべきかについて、実践の中で得られた広い見識・独自の分析や洞察・他に例がない貴重な経験に関する事例等を取り扱う分野となります。

<CEDEC2013 ゲームデザイン分野で求めているトピック>

  • エポックメイキングとなったゲームの誕生にいたる過程
  • モチベーション創出に基づいたゲームデザイン
  • ソーシャルグラフとバーチャルグラフの上手な使い分け
  • ビジネスモデル先行のゲームデザイン
  • ライフログと連携したゲームのメカニクスデザイン
  • タブレット端末専用のマルチタッチゲーム
  • UI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)
  • 錯覚や感覚間相互作用など、認知科学の見地から実現されるゲーム
  • ゲームデザインに使える新たなツールの利用
  • レベルデザインへのプロシージャル活用
  • 入力デバイスの違いによる、ゲームデザインやUIのカスタマイズ
  • インタラクティブなアトラクションなど、さまざまな市場におけるゲームデザイン
  • 女性ゲームデザイナーならではのゲームデザイン
  • 既存のゲームと全く異なるジャンルへの挑戦
  • 家電OS上でのゲーム技術応用
  • 既存にはないUXを提供するメディアアート
  • KPIの解析と施策
  • インターフェースデザイン
  • ゲームAI
  • ゲーミフィケーション
  • シリアスゲーム
  • ダウンロードコンテンツの活用
  • ログの活用
  • ゲームデザイン上のコンプライアンス
  • ローカライズ手法
  • ゲームエンジンを利用したゲーム

BP(ビジネス&プロデュース)

ビジネス&プロデュース分野は、ゲーム及びアプリ関連ビジネスにおいての成功・改善のための手法やビジネス上気をつけるべき規制やルール、市場にまつわるトピックならびに人材育成に関連する話題も含めた事例等を取り扱う分野となります。

<CEDEC2013 ビジネス&プロデュース分野で求めているトピック>

  • オンラインゲーム及びアプリの運営事例
  • オンラインゲーム及びアプリにおけるビジネスモデルの考え方
  • 優秀な人材確保に必要な条件と施策
  • アウトソーシングの実情
  • ワールドワイド展開する際の注意事項
  • 海外マーケットの実情
  • オフショア開発事例と実情
  • 最大限の成功を収めるビジネスモデルの選択
  • 発売後・サービスイン後のマーケットおよびユーザーの動向解析と測定項目・基準
  • IP、著作権の保護
  • マーケットおよびビジネスモデルの転換事例とその判断基準、事後効果測定の結果
  • 新しいIP創出、プロデュースの成功・失敗事例
  • 続編のプロデュースの成功事例・失敗事例
  • 予算管理、人員管理、スケジュール管理の現場との権限バランス
  • プロデュース・宣伝広告のための有効な予算配分とその効果
  • メディア露出の方法と、CM効果による影響と結果
  • 社内外における勉強会と社内教育に関する取り組みとその効果
  • 人材育成に関する自社オリジナルの教育方法の事例
  • 教育機関とのコラボレーション、ビジネス連携などの事例
  • 各種プラットフォームにおけるビジネスモデルの成功事例・失敗事例
  • ビジネスプランの立て方、プロジェクトの始動条件、ランニング管理の手法
  • オンラインゲーム及びアプリにおけるマネタイズのあり方
  • ローカライズとカルチャライズの効果的な使い分け、成功のための秘訣
  • 効果的なマーケティング、リサーチの手法
  • ユーザー獲得のための施策と具体策
  • 成功するプレゼンテーションの秘訣
  • ライセンス・法務に関する注意事項と、業界としての課題への取り組み
  • 資金調達
  • 受発注の管理
  • ライセンスアウト
  • 体験版、ベータテスト等の効果的な活用事例
  • カスタマーサポート対応
  • テスト、モニタリングの活用事例
  • 規模によるチームの効率的な管理
  • 求められるリーダシップとマネージメント能力
  • トレーラーのプロデュース
  • 経営、組織運営に関するトピック
  • 早期人材育成として教育機関における技術協力や連携などの事例

AC(アカデミック・基盤技術)

アカデミック・基盤技術分野は、エンターテインメント業界からの視点では気付かない新規技術や既存技術の応用例及び、エンターテインメントコンテンツ作成の基盤となる要素技術、学術研究、企業研究の成果について取り扱う分野となります。

<CEDEC2013 アカデミック・基盤技術分野で求めているトピック>

●エンターテインメントに利用可能なインタラクション技術

  • 生体情報(指紋,網膜,心拍数,皮膚伝導,脳波,視線など)を活用したコンピュータ操作
  • 触角や嗅覚などの活用
  • 人間の動作や感情を取得するセンシング技術
  • 当該技術の最先端の状況
  • ゲームなどのエンターテインメントに流用できる可能性
  • ヒューマンインターフェースデバイスの仕組みや応用方法

●液晶,プラズマに変わる最先端の情報表示技術

  • 直視型ディスプレイの最先端の技術事例
  • ホログラム,プロジェクションなど未来のディスプレイの動向
  • 立体視ディスプレイ技術の最先端
  • ゲーム開発者が知っておくべき色彩工学

●エンターテインメントのための立体視技術

  • 最新/将来の立体視再生/上映環境は?
  • ゲームだけでなくあらゆる立体視コンテンツ制作のための秘訣

●認知科学、行動心理学などを駆使したゲームと人の関係

  • 人間の消費行動や注目される為の条件。
  • 認知科学を駆使したゲーム操作画面や情報提示

●3DCG表現のベースとなる数学知識