受講スキル | デジタル・モデリングに関する基礎的な知識 |
---|---|
受講者が得られる | 第一線で活躍する原型師、ゲームモデラーのイメージ画から立体表現への思考プロセス |
(CEDEC運営委員会より)
イメージをどのように解釈して3Dモデルを作り出すか、クリエイティブの思考プロセスは開発現場のアーティストにとって常に意識されるテーマと言えます。
イメージから立体を表現する他の分野として模型の原型師の存在が挙げられます。車や戦闘機といった実在するものから、アニメやコミックの架空のキャラクターやメカを様々なスケールで立体として表現する思考プロセスは、ビデオゲームのモデリングにも通じる部分があります。また、近年ではCADなどデジタル技術の活用やゲームキャラクター、メカの立体化という点でゲーム業界との繋がり等、興味深い展開も見られます。
本セッションでは模型業界で活躍されている原型師とビデオゲーム業界のモデラーに登壇頂き「イメージから形がどのように解釈されて立体へと表現されるのか」幾つかのトピックを切り口に対談を行い、模型業界とビデオゲーム業界それぞれの表現の思考プロセスを交換しながらこれからのモデリング、立体表現のヒントを探ります。
原型師コーディネート協力
有限会社R.C.ベルグ
望月 卓 氏
-
鋭之介 初代 日野
塗装、造型師
元ジャズドラマー。1999年、電撃ホビーマガジン誌主催、第1回ガンプラ王コンテスト大賞を期にホビー造型家に転身。
以降誌上にて、べっ甲調、油彩調等一風変わった仕上げ塗装や、変形、合体等の超絶ギミック作例を多数発表。
近年は主に航空機、艦船等の商業原型師として活動。
ケツイ〜絆地獄たち〜 より ティーゲルシュベルト、パンツァーイエーガー
ゼビウスより グロブダー
超時空要塞マクロス航空機多数。
宇宙戦艦ヤマト艦艇多数
機動戦士ガンダム艦艇多数NAOKI
プロモデラー
電撃ホビーマガジン、モデルグラフィックス等の模型誌でプロモデラーとして活躍。
人型メカニックをメインに各メーカーの完成品トイやプラモデル、ガレージキットの原型製作を手掛けるかたわら、グラフィックデザイン、メカニックデザインを行う。
Twitterアカウント @ n_a_o_k_i_《講師からのメッセージ》
黒籔 裕也
株式会社 カプコン
大阪制作部 グラフィック第一制作室
デザイナー
様々な会社を経て、2009年2月にカプコン入社。
以来、スカルプト技術を主軸に数々のゲームオブジェクト制作を担当。
一方でワークフロー効率化や制作環境整備など、理想の開発環境を目指して日々奮闘中。
主な開発タイトル
「バイオハザード5 AE」
「バイオハザード6」高木 康行
株式会社 カプコン
大阪制作部 開発サポート室 クリエイティブサポートチーム
アートワークデザイナー
2001年カプコン入社
通称デザイン室にてパッケージやパブ用などのCGアートワークを担当。
モンスターハンター2(dos)にてスカルプトを取り入れたモデリングを始める。
社内の半公認デジタル造形同好会「カプコンスカルプト部」代表
担当タイトル
「モンスターハンター」シリーズ
「バイオハザード」シリーズ
「ドラゴンズドグマ」など