TOPプログラム ビジネス&マネージメントこのセッション
受講スキル | アジャイル手法をある程度理解している方 |
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受講者が得られる | プロジェクトのプロダクションとクリエイティビティの両面をサポートするためにバックログを構築する方法についての具体的な手法と知見が得られます。 |
ゲーム産業でチームが大きくなるにつれて、優れた構造と事前計画の必要性が増しています。
またクリエイティブと制作が一つにまとまることの必要性もより大きくなっています。
バックログは、初期のゲームデザインからロードマップをまとめる事ができるプレイグラウンドです。
しかし、それはそこで完了ということではありません。
継続的なメッセージがロードマップを妥当なものにしておくために必要です。
バックログは、適切に使えばAAAタイトルのプロダクションにおける背骨になります。
多くの大規模プロジェクトに共通する問題の一つに、バックログの管理が杜撰になる、というものがあります。そしてその結果、チームメンバーは「反射的思考戦略」に戻ってしまい、その結果プロジェクトの将来的見通しが悪くなり、最終プロダクトの品質に悪影響が出る可能性すら生じるのです。
本講演では、プロデューサー、ゲームデザイナー、あるいはプロダクトオーナーが協力してバックログに取り組み、精度の高いプロダクトロードマップを実現する方法について紹介するものです。
これは一方で、ビジョンを認識するタイミングを早める効果もあります。
具体的には、バックログをゲームデザインドキュメントとして用いる方法、相互機能性の高いチームがどのようにバックログを活用して最終プロダクトの品質を向上させるかについて解説します。
網羅するトピック:
- ゲームデザインの初期から、洗練された使い続けることができるバックログの作り方
- バックログの継続的な管理
- 現場へ権限移譲するための戦略
- 制作に責任を持てるチームを作る
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Samuel Ranta-Eskola
Hansoft
Productivity Consulting
Senior Productivity Expert
Samuel Ranta-Eskola is a Senior Production Expert at Hansoft with the primary role of helping game developers around the world leverage their Hansoft usage, taking their productivity to new levels. Samuel has been working with large scale game and software development and project management for 8+ years in various roles within engineering and production. Most recently he worked as a Senior Producer at Starbreeze, where he was leading large productions in association with EA.
Industry Credits:
Enclave
Knight of the Temple
The Chronicles of Riddick: Escape from Butcher Bay
The Chronicles of Riddick: Assault on Dark Athena
Syndicate
Samuel Ranta-Eskola氏はHansoftのシニアプロダクションエキスパートで、世界中のゲーム開発者がHansoftプロダクトを活用し、生産性を一つ上のレベルへと高めるための支援を主な職務としています。同氏はこれまでエンジニアリングとプロダクションの領域において様々な役割を担当し、大規模ゲーム開発およびソフトウェア開発に8年以上携わってきた実績を持ちます。直近では、Starbreeze社のシニアプロデューサーとしてEA社の協力を得ながら大規模プロダクションを率いています。
携わったタイトル
Enclave
Knight of the Temple
The Chronicles of Riddick: Escape from Butcher Bay
The Chronicles of Riddick: Assault on Dark Athena
Syndicate