第28位
「パパとママで子育てソーシャル」白居 邦章
審査員得点:7点 一般投票:16票
イースマイルのテクニカルデザイナーさんで、昨年のペラコンでは問題作「原発 宙へ向かって」で31位に入っている。今年のペラは要点をコラムにまとめた文章とイラストの構成で、マッチングから生まれる「どこでもいっしょ」のような提案。
審査員のコメント
【末弘 秀孝】
15秒程度では全てを理解出来ませんでしたが、男女が同時にプレイをして、子供を育てる。そういう落とし込みに出来た時点で、勝っている企画だと思います。あとは内容を詰めれば良いので、他の似た企画とは頭一つが出ていると感じます。
【一木 裕佳】
毎日1才ずつ年を取るというシステムを、何かある毎に(例えば反抗期が来たり、結婚したいと恋人を連れてきたりとか)複雑な問題が起こって成長時間のスピードが遅くなったりすると更に面白くなりそうですね。
【杏野はるな】
ソーシャルでリアルに近い子育てという組み合わせが面白い!すべてを理解するには少し文字が多いかもしれないけれども、子供は育つとソーシャルで生き続けるのに対し、一緒に育てたパートナーは現実世界にいるので、不思議な家族愛がお互いに芽生えそうで、ちょっとやってみたい、いや、かなり遊びたいゲームです。
【本城嘉太郎】
ネタとしては面白いけど、最終目標の設定が甘いかも。
【平魯 隆導】
通常ソーシャルゲームは不特定多数の人と交流すると思いますが、「2人でガッツリ」というプレイスタイルは新しいと思いました。また、コンパクトに内容が記載されており、商品イメージがすごくしやすい企画だと思います。ただ、シズル感を演出するようなグラフィックイメージが無いため、読み手に「地味な企画」と誤解されそうな書類になっていると思います。キービジュアル的なアイキャッチが1点あるだけで、読み手の印象が大きく変わると思います。
【簗瀬 洋平】
じっさいにこれを遊ぼうと思える人がどれだけいるでしょうか? メタファーに工夫が欲しい。
【石畑 義文】
子供をテーマにするとは、定番とはわかりつつも見事です。
夫婦で方針を決めていく過程が楽しめると、より良かったです。
【菅原 隆行】
これが楽しい!というのがもう少し強調してくれると良かったかも。
【木村 貴信】
ゲームのキモがどこか初見で分かり辛い。キモであるはずの「子育て」の部分がどんな遊びになっているのかが(勝手に想像はできるが)見えない。二人で一人の子を育てる部分がもっとイメージ出来ると、企画書として個性が出たかも知れない。
【石川 将光】
よくある子育て育成ゲームのように見受けられますが、各プレイヤーは何をするのでしょうか?パパ役とママ役の違いは?バトルはなんとなくわかりますが、思い出作りとは何をするのでしょうか?親離れした子の親孝行とは?その時点では夫婦関係は終わっているんですよね?漠然としすぎていてよくわかりません。
【三宅 俊輔】
赤の他人と継続的にモチベーションを維持するのが難しそう。何のために育成するのかも見えにくい。バトルをモチベーションにつなげるには競馬やモンスターとかバトルと直結している方がモチベーションにつながりやすく感じる。