第25位・河合賞
「ふたりのりクライシス」坂田 祐将
審査員得点:8点 一般投票:20票
第22回全国高等専門学校プログラミングコンテストで競技部門最優秀となった、久留米工業高専のメンバーに同名の方がいますが、本当のところはわかりません。ペラは独特のグラフィックで奇怪な世界観を表現した、据え置き型ゲーム機のゲーム企画。
審査員のコメント
【河合 里枝】
明快なルールで、パーティーゲームの中の1コンテンツとして入っていたら楽しそう。
聖職者の集団が追ってくるのがシュールでイイです。「坊主が近づいてくるとお経が聞こえてくるんだろうな」等、なぜか想像力を刺激されます(笑)
【石畑 義文】
わかりやすく、プレイして素直に楽しめる内容になっています。ゾンビであることに意味がある内容にするともっと説得力が出るでしょう。
【菅原 隆行】
なんかゾンビに無理やり感がありますが(笑)、くだらなくて個人的に好きです。
【木村 貴信】
某高校生ゾンビものインスパイアに思えたが、シチュエーションが良い。役割の違う二人が同時に進行するシステムもうまい。トボけた絵も良い。「叫び」とか超イイ。「目的地」がなんなのか分からない所もどうでもいい。「一押し!」
【末弘 秀孝】
シンプルながら「好きなことを詰め込んだ!」と、夢広がる企画内容ですが、男女同時というテーマにやりたい企画を無理矢理くっつけた感がでてしまったので、そこが残念です。
【杏野はるな】
足が腐らないようにアイシングをしなければいけない、ゾンビ速報にデマを流せるというアイディアは面白かった。
【平魯 隆導】
主人公がカップル高校生ゾンビというのはユニークですね。二人同時プレイで全く異なるアクションを行わせるのはユーザーに敬遠されがちですが、しかしながらスマフォであればアリなのかも?とも思いました。ただ、企画書の見せ方として少々情報量を詰め込みかもしれません。必要な情報をあえて絞り込んで、読み手に「もっと読みたい!」「もっと知りたい!」と思わせて釣るのも企画マンのテクニックの一つです。
【石川 将光】
思いついたアイデアをただ詰め込んだだけで、どう見せるか、どう遊ばせるかはあまり考えられていないように見受けられました。ユーコ側で進行方向を変えると、マサル側の画面はどんな表示になるんでしょうか?ゾンビ速報にデマを流すというのは、実際にはどんな操作になるんでしょうか?聖職者に追いつかれると、おそらく成仏させられてゲームオーバーになるのでしょうが、その説明もありません。もう少し見る人、遊ぶ人のことを考えてみましょう。