■対象受講者
プログラマー デザイナー PS2-LINUXユーザー
■必要なスキル
PS2の開発システムやPS2-LINUXを使っている、もしくは興味のある方。
並列計算機、並列プログラム、画像処理に興味のある方。
■キーポイント
「グラフィックシンセサイザでいろいろなことをしてみよう!!」
レンダリング性能の高いグラフィクスプロセッサは超高性能なSIMD型並列計算機として使うことができます。
PlayStation2のGraphics SynthesizerはDRAMをLSIチップに内蔵し、48GByte/secもの巨大なバスバンド幅を持ち、Zバッファ付、アルファブレンド付のフルファンクションのテクスチャ描画で1G(10億)pixel/secを超える実効性能(実測)を叩き出します。
また、GSは多様なアルファブレンド機能やCLUT参照型のテクスチャマッピング機能を用いてさまざまな演算を構成することができます。
本セミナーではこのようなGraphicSynthesizerの特徴を生かしたSIMD計算機としてのGSプログラミング(注)をレンダリング処理、テクスチャ生成画像処理、セルオートマトンなど、実用的なレンダリングテクニックからグラ
フィック処理に限らないものまで多様な例を用いて説明します。
(注) GSはプログラマブルデバイスではありません。ここでのプログラミングはアセンブラや複雑なプログラミングを必要とするものではなく、APIやGSのコマンドパケットを介して運用する簡単なものです。 |
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■プロフィール
system-G, PS1, PS2..の開発メンバー。
リアルタイムコンピュータグラフィクスを中心にハードウェアシステム開発、アルゴリズム開発、プログラム開発などに従事。
ソニーコンピュータエンターテインメント開発研究本部アーキテクチャ研究部のシニアリサーチャー。 |