■対象受講者
・ゲームにおけるCG制作、ムービー制作に興味のある方
・ゲームにおけるCG制作、ムービー制作を業務としている方
■必要なスキル
コンピュータでのグラフィック制作を経験したことがある
■キーポイント
ゲームで使用されるムービーの制作において、3ds max、Maya、LightWaveといった3D CGツールを活用するケースは多いと思います。しかし、最終的にプレイヤーは「テレビ」という2次元のデバイスを見ながら操作するわけで、3D空間でアニメーションを設定する面倒さや膨大なレンダリングの計算時間といったマイナス面を克服するために、平面での合成、すなわちAdobe
After Effectsによる合成で「だましたり」「逃げる」ことができることは余り知られていません、もちろん、表現方法という点においても、CGらしいピカピカ感を風合いのあるオブジェクトに修正したり、動きの追い込みといった点で、コンポジティングツールは強力な威力を発揮してくれます。
このセッションでは、そうした具体例を、株式会社ナムコの第一開発本部で活躍する糸見功輔氏とともに、現在開発中の「ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜」を題材に解説していきます。
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■内容
そのゲームの種類に関わらず、昨今のシナリオには「ムービー」が多く挿入される傾向にあります。しかし、CGツールだけで「ムービー」を仕上げようとすると、操作が複雑で手間がかかる、レンダリングに膨大な時間がかかるといった弊害も見受けられます。そこで登場するのがAdobe
After Effectsのような合成ツールです。パーツの合成から、全体の色味の調整、エフェクト、そして、モーショングラフィックス的な表現方法など、株式会社ナムコの第一開発本部で活躍する糸見功輔氏を招き、現在開発中の「ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜」を題材に、その表現方法をご紹介します。
■プロフィール
名機、DCR-VX1000が発売された翌年の1996年にアドビシステムズ社に入社。Windows版 Adobe After Effects 3.1のリリースを皮切りに、SGI版
Premiere 4.2、Premiere 5.0、After Effects 4.0、Premiere 5.1、After Effects 4.1、Digital
Video Collection、Premiere 6.0、After Effects 5.0、After Effects 5.5のプロダクトマネージャとして、After
EffectsとPremiereのマーケティングに携わる。現在は、Adobe Digital Video Solutionとしてのマーケティングに奔走する。
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